独身・賃貸・NISA中心で老後に備えたい
独身・賃貸は、住居費が老後も続く一方で、家計の自由度が高いのが特徴です。必要な老後資金を把握し、NISAでの積立がそこに届くかを確認しましょう。
このケースで確認したいこと
- 賃貸を続ける前提で、老後に必要な資金はいくらか
- 毎月いくら積み立てれば、その必要額に届くか
- 暴落が起きても、取り崩しが破綻しないか
使うツールと進め方
賃貸前提の生活費で、必要老後資金と毎月の積立額を逆算します。
NISAの積立で将来の評価額・非課税メリットを試算します。
家計全体で、相場変動を含めて資産が尽きないかを確認します。
計算例で見てみる
モデルケースのプロフィール
- 本人年齢
- 33歳
- 家族構成
- 独身・一人暮らし(首都圏賃貸)
- 年収
- 500万円
- 手取り(年)
- 約390万円
- 現在の金融資産
- 350万円(預貯金200万・NISA/投信150万)
- 家賃
- 月9万円
- NISA積立
- 月5万円
- 老後目標資産
- 2,000万円
入力値
- 退職年齢:
- 65歳
- 老後月間生活費:
- 22万円(賃貸家賃込み)
- 公的年金見込み:
- 月14万円
- 老後期間:
- 30年(95歳まで)
- 実質運用利回り:
- 年3%
計算結果
老後の月間不足額:8万円。単純不足総額:2,880万円。運用しながら取り崩す場合、65歳時点で必要な金融資産は約1,900〜2,100万円。目標2,000万円は妥当な水準。
判断・気づき
2,000万円という目標は現実的。ただし賃貸継続の前提では、老後の家賃上昇が最大リスクとなる。
入力値
- 現在NISA残高:
- 150万円
- 毎月積立額:
- 5万円(年60万円)
- 実質利回り:
- 年3〜5%で比較
- 積立期間:
- 32年(33〜65歳)
計算結果
年3%で約3,400万円、年4%で約4,200万円、年5%で約5,200万円(いずれも65歳時点)。元本累計は1,920万円。新NISA生涯枠1,800万円を若干超えるため途中で特定口座との併用調整が必要。
判断・気づき
月5万円の積立を継続するだけで目標の2,000万円を大きく上回る可能性が高い。鍵は「続けること」。
入力値
- 現在金融資産:
- 350万円
- 年間手取り:
- 390万円
- 年間支出:
- 342万円(月28.5万円)
- 実質利回り:
- 年4%
- 退職年齢:
- 65歳
- 老後支出:
- 月22万円(年金月14万円・不足月8万円)
計算結果
65歳時点の金融資産は4,000万円前後。退職後も月8万円の取り崩しなら95歳時点でも資産が残る可能性が高い。最大リスクは老後も続く賃貸の家賃水準。
判断・気づき
50代で家賃水準・住み替え・持ち家取得を再検討するタイミングを設けることを推奨。
まとめ
月5万円のNISA積立を30年以上継続できれば、老後資金2,000万円には十分届く可能性が高いです。むしろ課題は運用額よりも「老後の住居費をどう抑えるか」です。賃貸継続の場合は50代で住居戦略を改めてシミュレーションすることをおすすめします。
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