計算ロジック・前提
本ツールがどのように将来を試算しているか、どんな前提に立ち、どこに限界があるかを説明します。結果を正しく読み取るための前提として、ご一読ください。
モンテカルロ・シミュレーションとは
将来の運用リターンは確実には分かりません。そこで本ツールは、毎年のリターンを確率的にランダムに生成し、その1本の人生(試行)を期間の終わりまで計算します。これを多数回(既定で多数試行)繰り返し、結果のばらつきを分布として集計します。
「お金が尽きない確率」は、こうした多数の試行のうち、期間中に資産が枯渇しなかった割合として求めています。単一の予測値ではなく、起こりうる結果の幅を示すことが目的です。
実質値(購買力ベース)で扱う
金額・利回り・標準偏差・配当利回りはすべて実質値(2025年の購買力ベース)で扱います。物価上昇(インフレ)は内部で調整するため、表示される将来の金額は「いまの価値に換算した金額」です。金額の単位はすべて万円です。
運用リターンの前提
- 期待リターン(平均)と変動の大きさ(標準偏差)を用いて、各年のリターンを生成します。
- 資産は「現金(無リスク)」と「リスク資産(任意個数)」の2層で表します。
- 暴落シナリオ(任意設定)を有効にすると、共通の下落局面をリスク資産に適用できます。
期待リターンや標準偏差は、過去の市場が将来も続くことを保証しません。入力する数値は前提にすぎず、実際の運用成果はこれと大きく異なる場合があります。
税・年金・DC・住宅の扱い
- 税:課税口座・NISA(非課税)・確定拠出年金(DC)の区別を踏まえて取り崩しを計算します。DCの受給は退職所得課税の概算を反映します。
- 年金・退職金:入力された受給時期・金額に基づき収入として計上します。
- 住宅:賃貸・持ち家・住み替えを区間(タイムライン)として表し、家賃やローン、維持費・固定資産税、購入/売却の一時支出を反映します。
これらは一般的なルールを簡略化して反映したものであり、個別の制度の細目や改正、各人の事情をすべて再現するものではありません。
このツールの限界
- あくまで入力した前提のもとでの試算であり、将来の成果を予測・保証するものではありません。
- 税制・社会保障制度の改正、想定外の支出、健康状態、市場の構造変化などは十分に織り込めません。
- 確率は入力値に強く依存します。前提を変えれば結果は大きく変わります。
- 本ツールは一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却・保有を推奨するものではなく、投資助言・税務助言にはあたりません。
重要な意思決定の前には、複数の前提で試算し、必要に応じて税理士・ファイナンシャルプランナー等の専門家にご相談ください。ご利用にあたっては免責事項もあわせてご確認ください。