年金 繰上げ・繰下げ 比較シミュレーター
公的年金は、受給開始を早める(繰上げ・最小60歳)と減り、遅らせる(繰下げ・最大75歳)と増えます。65歳時点の年金見込額をもとに、開始年齢ごとの年金額・累計受給額・「何歳まで生きれば得か(損益分岐年齢)」を額面ベースで比較します。
| 受給開始 | 年額 | 月額 | 90歳までの累計 | 65歳比の損益分岐 |
|---|---|---|---|---|
| 65歳(原則) | 178万円 | 148,333円 | 4,450万円 | — |
| 70歳(繰下げ) | 253万円 | 210,633円 | 5,055万円 | 81.9歳 |
| 75歳(繰下げ) | 328万円 | 272,933円 | 4,913万円 | 86.9歳 |
受給開始を 70歳 にすると、年金額は65歳受給の 142%(係数 1.420)になります。 65歳受給と比べた損益分岐は約 81.9歳 です(額面ベース)。
65歳時点の年金見込額を基準に、繰上げ(0.4%/月)・繰下げ(0.7%/月)の減額・増額だけを反映した額面ベースの簡易計算です。在職老齢年金、加給年金、振替加算、税金、社会保険料、年金生活者支援給付金、医療・介護保険料、障害・遺族年金との調整、企業年金等は考慮していません。繰上げは老齢基礎・厚生の同時請求が原則です。実際の受給額・手取りは個別条件で異なります。制度情報の確認日:2026年6月8日。
年金を含めた老後の家計全体を確率的に見たい方は—
ライフプラン・シミュレーターで試算する年金見込額は日本年金機構の「ねんきん定期便」「ねんきんネット」で確認できます。本ツールは一般的な情報提供を目的とした概算であり、税務・社会保険の助言ではありません。繰上げ・繰下げには取消不可など重要な制約があるため、実際のご判断は年金事務所等にご確認ください(免責事項)。
繰上げ・繰下げを考えるときのポイント
- 繰上げは1か月あたり0.4%(1962年4月1日以前生まれは0.5%)の減額、繰下げは1か月あたり0.7%の増額で、いずれも生涯続きます。
- 損益分岐年齢は「何歳まで生きれば得か」という額面の目安です。実際は税金・社会保険料・在職老齢年金・加給年金などで変わります。
- 繰下げで年金額が増えると、税や医療・介護保険料が増える場合があります。額面の損益分岐より遅くなることがあります。
- 繰上げは取り消しができず、障害年金の請求に制限が生じるなどの注意点があります。実際の判断は年金事務所にご確認ください。
前提を理解する